ここみちノート

散歩中、お風呂の中、夜眠る前、ふと思いついたことの雑記帳

教えてほしい。でも、自分で発見したい。

香川県高松市に行ってきました。

ここまで来たら、金刀比羅宮(こんぴらさん)。

本宮まで785段。

ここまで来たら、奥社(厳魂神社)まで。

合計1,368段。

 

ほどよい疲れと達成感と御朱印に満足して帰ってきましたが、夜にガイドブックを見たら、奥社の西の崖には天狗と烏天狗がいると書いてあり、思わず呟いてしまいました。

 

はやく言ってよ~!

 

見たかったー!

 

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ガイドブックは、行くスポットを決める程度にしか使わず、詳細は行った先で読むことの方が多いので、初めての訪問先ではこういうことがけっこうあります。あれを食べてくればよかったとかいうことも。

 

 

知りすぎているとつまらない。

けれども、ひねくれているのでしょうか、「あらかじめ知りすぎているのは逆につまらない」、とも思ってしまいます。

 

実際、あまり知らないでいることで、ちょっとしたことで驚きや喜びを得られることが多いです。感激しやすくなります。

 

逆に、事前に調べすぎていると、目的の何かを見たり食べたりすることが、まるでスタンプラリーやゲームのステージをクリアするような感覚になったりしてしまうことがあります。

達成感はあるけど、好奇心の充足感とは少し違う感覚。

 

ややもすると、期待だけが大きくて、行ってみて実物見てみてがっかりするなんてこともあります。

「あ、こんな感じなのね・・・」と。

 

 

その塩梅が難しい

でも、やっぱり「そこには行くといいよ」「それは体験するといいよ」というくらいの情報は欲しい。

そして、そこに行ったり、体験し始めたら、それとなくガイドして欲しい。こっちに何かあるよ、くらいの。

でも、その先に何があるのかはわからないドキドキ感・ワクワク感、「自分が見つけた!」という感動は、奪わないでほしい。

だって、やっぱり冒険が面白い。

教えられるより、自分で発見した方が、面白いし、記憶にも残る。

それでも、ハイライトは見落としたくない。

 

この塩梅が難しい。

 

直島の地中美術館は、この点、上手にデザイン&運営されているなぁという感想を持ちました。

 

敷地内の写真撮影が禁止なので、SNSやメディアなどで事前に情報が流れ出すぎることもなく、未知なる世界に入っていく感覚が楽しめる。

中には十分かつ必要最低限の案内の掲示と、そもそも展示数が少ないので、見どころを見落とすこともない。

さらに、スタッフの方々による出過ぎないガイドと細やかなサポートで、アーティストと美術館が意図するインパクトをしっかり感じさせてもらえる。

 

作品も素晴らしく、とても楽しめました。

 

 

この感じ。

足を運んでみたいと思うのに必要な案内、

冒険の感覚と、自分で気づき感じ取ったものだという感覚が失われない程度の情報量、

その上で、それぞれに大事なものを学び取ることができるデザインとガイド。

 

この絶妙な塩梅を、自分が行うワークショップ等でも実現していきたいなー、と思いました。

 

天狗のお面は見逃してしまいましたけれども、大事な気づきを得る体験を神社から頂いたような気がします。

 

注:厳魂神社も、はるか高くに掲げられたお面の真下に当たるところに、案内の札は立ててあったようでした。道中、新しくできたお守りの宣伝が沢山してあったので、私がそちらに気を取られてしまっていただけでした。こんぴらさん側に何の不備もございませんので、念のため。

 

(画像出典:http://k-kabegami.com/

 

読む本リスト:

ワークショップと学び1 まなびを学ぶ

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ワークショップと学び2 場づくりとしてのまなび

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ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン

ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン

  • 作者: 苅宿俊文,佐伯胖,高木光太郎
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