昨日、CTIファカルティ仲間で、YouTubeライブに初挑戦しました。
やってみようと決めたのは、その3日前。
それからすぐに接続方法を調べて(私ではないですが・・・)、接続をテストして、みなさまへの告知は前日。それも、メール配信ではなくて、Facebookでの告知だけ。
それでも、80名くらいの方が覗きに来てくださってとても嬉しかったです。
まず、やってみる。それから考える。
今回、私たちが意図していたのは、とにかく、こんな時期だから、すぐやる、はやくやる、楽しくやる。
失敗するかもしれないけど、それも覚悟の上でやってみる。
この、「まず、やってみる。それから考える」というのは、私がコーアクティブ・リーダーシップに出会って最も変わったことの一つです。
それ以前の私であれば、まず、それができるのかどうか、考える。
現実的かどうか、考える。
どれくらいの人が来てくれるのか、考える。
だって、学校でも会社でも、そのように教わりましたから。
疼いたことをすぐにやってみようとすると、必ず「待った!」の声や、厳しいご意見を頂きましたから。
でも、状況は刻一刻と変化しています。
あーでもない、こーでもない、と考え、議論を闘わせている間に、当初の時会いは変わっていきます。
とりわけ今のような状況下ではその変化の速度が速い。
だから、まずやってみる。
やってみなければ、わからないことがある
やってみると、当然失敗もあります。
今回は、のっけからYouTubeとの接続がうまくいかない!テスト接続はうまくいっていたのに!という事態が起き、予定時刻から約15分遅れての開始となりました。
個人的にも、YouTubeの発信側になるというのも初めてでしたから、
ライブで自分の画像と声が流されていく、チャット機能で視聴してくださっている方々の声も見ながら、というのも、もちろん初めてで、
やりながらも、どうやって進行していくかな、という迷いが起きる瞬間もありました。
終わってからも、あのときは喋らなくてもよかった、あそこではこの事例の方がよかった、といろいろ浮かんできました。
でも、これも、やってみて初めてわかること。
やってみることで初めて、
ああ、こういうことが起こるんだ、とか、
ここに難しさがあるんだな、とか、
ああ、自分は、こういう時にこういう感情になるんだ、とか、
こういう時には戸惑うんだ、とか、
わかってきます。
やらないうちにこれらを全て予測することは不可能です。
あるいは、想像はできても、結局、体で現に感じることとは違うことです。
反省や謙遜の美徳で祝福を踏みにじらない
そして、終わってから、考える。というか、「ふりかえる」。
でもその前に、もう一つ、やることがあります。
それは、祝福!
嬉しかったことは、嬉しかったこととして祝福する。存分に喜ぶ。
何といっても、どうなるかわからないけど、やり方もわからないけど、まずやってみよう!という疼きに従って行動したこと自体が、素晴らしい。
どんなに小さくても、コンフォートゾーンから1歩出ていると思います。
それはすごいことです。本当に。
この興奮や喜びの気持ちに水を差してくるかもしれないのは、反省や謙遜といった、私たち日本人の素晴らしき美徳文化。
「自分に厳しい」という統計がもしあるなら、日本人とか韓国人はこれが高いんではないかと勝手に推測します。かくいう私も、もちろん当てはまります。
でも、それは祝福の後で。
この「祝福」と「ふりかえり」をしっかり分けることで、
Bigger Game的にいうと、「大胆な行動」と「検証」のサイクル、
コーアクティブ・コーチング的にいうと、「行動と学習」のサイクルが、
軽快にくるくると回り始める、と私は思っています。
そして、ふりかえりは、反省や謙遜とは違います。
あれがダメだった、これがダメだった、ではありません。
何が良かった?何がイマイチだった?じゃあ次はどうする?またやる?やらない?やるなら何を試す?と、ポジティブにもネガティブにも歪めることなく検証して次への学びにしていきます。
今、世界レベルで、このサイクルが回っているのを感じます。
少し前であれば、経営者や為政者がこういうことをすると、軽率だ!と批判されることも起きていたと思いますが、今は、それが必要であるということを社会も理解・容認してきているように感じるのは私だけでしょうか。
リーダーシップの形が変わりつつあると感じる今日この頃です。
ひとりでやらない
そして、もう一つ大事なこと。
何かを始めてみるときにオススメなのは、ひとりではやらないこと。
これも、私のコーアクティブ・リーダーシップでの学びの大きなことでした。
それまでは、ひとりでやるほうがはやい、と内心思っていたり、
誰かを誘いたくても恥ずかしくて誘えない、という、シャイというよりもプライドが邪魔をしていましたから。
妄想、準備、企画、実施、どれも、誰かと一緒にやる。
「三人寄れば文殊の知恵」とはよく言ったもので、個々人が持っている知恵は実に多様で貴重です。
さらに、話している中で、お互いが刺激しあって、もともとは誰も考えつきもしなかったようなアイディアに辿り着いたりします。
これは本当に面白いです。
そして、とても心強いです。
さらに、仲間がいれば、喜びは何倍にもなり、失敗の悔しさは皆で分かち合えます。
願わくば、仲間のみんながこの思考を持ってくれていると、やりやすいですね^^
外出はできませんけれども、今だからこそ湧き出る思いがある方も少なくないのではないかな、と思います。
そんな思いを行動に。
どんな小さな一歩からでも、まずは、やってみなければ始まらない!
この記事が響く方にオススメの本:
新しい形のリーダーシップ:
Co-Active Leadership: Five Ways to Lead (English Edition)
- 作者:Kimsey-House, Karen,Kimsey-House, Henry
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コーアクティブ・リーダーシップ:プログラムの体験:
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