ここみちノート

プロコーチ・けいこの、散歩中、お風呂の中、夜眠る前、心の向くまま・導かれるまま、ふと思いついたことの雑記帳

ちょっと、ドイツを思い出す

今日は東京はとてもいい天気で、気持ちの良い気候でした。

なので、いつもよりもちょっと長めに散歩に行ってきました。

 

通りは人が少なくて。

車も少なくて。

気持ちの良い緑の中も、人は距離をとって歩いている。

みんな当てもなく歩いている。

用事なく歩いてる。

普段であれば人が座っているだろう芝生の上も、敷物が禁止されているので誰も座っていない。

子供がはしゃぐ以外、静かに歩いている。

 

あ、この感じ、ちょっと懐かしい感じ、と思いました。

 

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子供の頃、家族と一緒にドイツに住んでいたことがあります。

その時の感じと、ちょっとだけ似ている。

 

ドイツは冬が長いので、季節がとても気持ち良くなってくる4月・5月・6月ごろになると、人々が日光と暖かさを求めて外に出てきます。

用事のために、ではなくて、散歩するために。

Spazieren gehen.

ご近所さんと集まってぺちゃくちゃでもなく、

友達で集まってキャーキャーでもなく、

みんな思い思いに、静かに歩いてた印象があります。

2人、3人であっても、あんまり大声で余計な会話をしていない感じ。

そしてとてもゆっくりと。

一人一人のスペースもたっぷりあって。

 

私たち家族も、よく、近くの河原や公園を散歩したりしてました。

私の楽しみは、草むらにいるウサギを見つけることと、羊飼いの連れている羊を見ること。(初めて見たとき、羊飼いって本の中だけじゃなくて本当にいるんだ、こんな身近にいるんだって驚きました。今もいるんだろうか?)

 

東京にいながらも、そんな感覚を思い出すような、

鳥の声を聴きながら、静かにゆっくりと散歩できるっていいな、と思いました。

 

こういうことはポストコロナも続いて欲しい。

 

話は飛びますが、私の家族はとても仲がいい方だと思います。

それは、このドイツ滞在の経験が関係あるのではないかな、と思っています。

この時期、私はけっこうな反抗期でもありましたが、

言葉と文化が違う中で生活していくには、否が応でも、自然と、助け合っていくことになります。

 

初めてのことを皆で一緒に体験していく、大変なことも協力していく、という体験は、人の距離を近くします。お互いの記憶にも刻まれます。

 

今、ご家族で暮らしていらっしゃる方々は、家族の誰も過去に経験したことがないことを一緒に体験している最中だと思います。

大変なことも多いと思いますが、今のこの体験は、後々のご家族にとって何か、きっと大切なことをもたらす時間になっているんではないかな、なんて思います。

それがわかるのは、ずっと先のことなのかもしれないのですけれども。

この時間も、喉元過ぎれば、懐かしくすら感じるときも来るのかもしれません。

 

何事も、つらい面も、良い面もありますね。

引き続き、 Let's Stay Home。

 

 

やっぱり緑はいいですね。森の本:

www.cocomichi.club

 

<写真:ADDによるPixabayからの画像>

 

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