ここみちノート

プロコーチ・けいこの、散歩中、お風呂の中、夜眠る前、心の向くまま・導かれるまま、ふと思いついたことの雑記帳

響きの感度を高める

最近、「響きの感度を高めるにはどうしたらいいんでしょうか?」というご質問を頂くことがよくあります。

正解はないと思うのですが、大事なテーマだなと思うので、自分なりの考えを書いてみます。

 

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「響き」とは

先に、「響き」とは何なのかを少し説明します。

英語でいうと、resonance(名詞)、resonant(形容詞)。

コーアクティブ・コーチング®️のフルフィルメントという指針で鍵となるものです。

周りの状況にかかわらず、その人が100%その人らしく生き生きとすること。言い換えれば、目いっぱい自分という存在を表現したり、自分が正しいと信じることを実行したりする時、人は充実感を感じるというわけです。(中略)私たちがこの感覚を表現する際、「響いている」という言葉を使います。その人がもっとも価値を置くものを選択した瞬間、人はある周波数で振動します。その振動は、とても劇的で激しく、ワクワクドキドキするものかもしれませんし、逆に静かで優しく、繊細で親しみやすいものかもしれません。(コーチング・バイブル p.167)

 

なぜ、これが大事かというと、これが本当の自分を生きるためのコンパスとなるからです。

この響いている状態が、「本来の自分」だからです。

 

小さい頃は、どなたも、このコンパスの感度はとてもよかったはずなのですが、社会の中で育っていくにつれ、ホコリをかぶって動きが鈍くなっていたりいたり、錆びついて動かなくなっていたりすることが少なくありません。

 

この極限的な状態は、何を見ても、何をしても、ワクワクしないし、心も動かされない状態と思います。

 

そこに行かないまでも、こんな状態の方々もよくお見かけします。

  • 本当は心を動かされているのに、それを止める。
  • 本当は心を動かされているのに、それを認めない。

なんでそうしてしまうかと言えば、例えば、こんなことが無意識下で起きている可能性があります。

  • そんなものは自分の人生や仕事に関して、何の役にも立たない、と判断している。
  • こんなことに感動していることは、仕事や人生の邪魔になると判断している。
  • こんなことにときめいていることを、恥ずかしいと考える。
  • 自分が響くべきものは、もっと壮大で美しいものでなければならない、と考えている。(目の前のコレは取るに足らない大したものではない、と思っている。)
  • こんなものに心を動かされるような自分は、弱々しくて、くだらなくて、ダメな人間だ、と判断している。

一番手強いのは、

  • 自分にはもう好きなもの、心踊るものはない、と強く決め込んでいる。

 

これ、実はとてももったいないことです。

身の回りには、自分を満たしてくれるものが数々あるのに、それに気がついていない、というか、無視している、ということなので。

また、何かの響きにフタをするということは、他の響きが開いていく可能性も閉じてしまうので。

 

響きに良いも悪いも、大きいも小さいもない

朝日に感動する。

好きなスポーツに没頭する。

コメディ映画に大笑いする。

名曲を歌い上げて気持ちよくなる。

誰かの笑顔を見て嬉しくなる。

一人で、コツコツ、仕事する。

大切な仕事を成し遂げて自分の力強さを感じる。

 

どれも、あなたが響くなら、あなたにとって大事なことです。

どれが良くてどれがダメとか、どれが大きくてどれが取るに足らないとか、そういうことはありません。

 

響いているなら、響いています。

そこで取捨選択する必要はありません。

その対象のモノやコト、そこに響く自分自身にも、評価判断はいりません。

 

響きは、感じれば感じるほど、感度が高まっていきます。

朝日に感動する心で生きていると、自分が開いていきます。

そうすると、今までは視界に入ってこなかったことが見えてくるようになったりします。

ちょっとしたことでも、心が振動しやすくなります。

日常の中にもっと響きを見つけるかもしれませんし、今までは何の興味もなかった芸術作品に感動したりするかもしれません。

そういう五感でいる時にこそ、ずっと出会いたかった、最も心が震えるもの、それこそキャリアなどにも直結するかもしれないもの、人生を大きく変えるかもしれないものにも出会うのだと思います。

 

響きの感度を取り戻す

では具体的にはどうやって、コンパスの針をまた動かすか。

 

私のおすすめは、散歩です。

スマホはカバンにしまって。音楽も消して。視界は広く。

自分が何に心を動かされ、何に動かされないのかがよく感じられます。

分かれ道があったら、何となく行ってみたい方へ。

私自身は、新しいルートを見つけたり、ああ、こことここはこう繋がっているのかと発見したり、また自分にとって新しいものを発見したりすると、嬉しくなります。

上の写真は、先日、表参道方面に用事で出かけた時に、余分に歩いてみたら、新しい国立競技場に着きました。オリンピックマークも気分も高まります。

また、歩きながら、空がきれいだったり、木が風に揺れたりしているのをみたり、スズメの姿を見たり声を聴いたりすると、とても心が和み、満たされたような心持ちになります。

そんな時間から、いろいろな気づきを得ることも多いです。

(こういう習性のため、一度出かけるとなかなか帰ってきません。)

 

歩くのは好きじゃない、という方も、何でもいいので、今この瞬間、心が動くことを、やってみることから始めることおすすめします。

絵を描く、好きな音楽を聴く、歌う、踊る、など、なんでもいいですし、

今、周りを見渡して、好きだなぁと思うものを手にとってみるのでも十分です。

お気に入りの置物、ペット、本、懐かしいもの、など。

好奇心を持って見つめてみる。撫でてみる。

どんな時に自分の心が振れるか、そこに意識を向けてみます。

そして、その時の体の感覚も、覚えておきましょう。

 

森など、自然の中に行ってみるのも、とてもいいと思います。

自然は、本当に色々な姿を見せてくれます。

 

 響くものを選び続ける

そんなことやって、何になるの? という声がどこから喋り出すかもしれません。

「今は、コンパスのホコリを取っているところだから」「今は、コンパスに油をさしているところだから」と言って、その言葉は一旦、無視でもしておきましょう。

ここでやめてしまっては、またコンパスにホコリが積もります。錆びつきます。

 

そして、響くものとそうでないものの違いが少しずつ感じられてきたら、響くものを選択していくようにします。

 

まずは、最も簡単にできるところから。

例えば、スーパーに行って、何を買うか迷ったら、響く方にする。

本屋では、「これ読んでおかないとな」ではなくて、「これに心が惹かれる」という本を買う。

洋服も、「これが無難かな」「今年の流行はこれかな」という服ではなく、「これにときめく」「これにワクワクする」という服を買う。

もしかしたら、「嫌いだけど、どうしてだか惹かれる」という場合もあるかもしれません。そうしたら、「惹かれている」という事実を認めてそれを選んでみましょう。

わからなくなったら、頭ではなく、心と体に聴いてみましょう。

 

続けているうちに、響いている時の体の感覚がより強くはっきりと感じられるようになってきます。また、響かないものを選択した時の感覚も、よくわかるようになります。

響くものを選ぶことは、勇気が必要になることも少なくありません。

今までと違うことをするのは、いつだって勇気がいるものです。

この段階は、小さなところから、勇気を持って選択することを練習しているとも言えます。

 

そうしたら、だんだんとその範囲を広げていきます。大胆に行動してみます。

2つ予定が重なったら、「行くべき方」ではなく「響く方」へ。

やることが山積みになっていたら、「響くもの」から。 

 

仕事や人間関係が絡むと、どうしても、頭で「こうすべき、ああすべき」という考えが出てくると思います。

 

その時こそ、これまでに試してきて感じられるようになってきた「響いている自分」がコンパスになってくれます。

 

それを信じて、そちらを選択します。

それは、常識とされるものの範囲内に安住したり、周囲の期待に応えたり、誰かに負けないように戦い続ける、ということからは対局にあります。

それは、「自分にとって本当に大事なものを選び取る」という姿勢であり、行動です。

 

仕事や人生においての大事な決断なども、その先にあるものだと思います。

 

「響きが感じられない」という時、 日常にある響きを無視している可能性がないか検証してみてください。どんなところにもタネはあります。

日常を飛び越して、いきなり大きなものに出会おうというのは、ちょっとムシが良すぎる話かもしれません。

また、出会ったとしても、体の感覚として「響いている」というものを知らなければ、そして、勇気を持って響く方を選択してきたという経験がなければ、せっかく出会ったものにも確信を持って飛び込めないだろうと思います。

 

何事も、始まりは、小さいことから。

 

響きに満ちた日々を過ごせますように。

 

 

ひとりでやるのもいいですが、コーチと一緒にやると、より面白く、いろんな響きを見つけて、それを選び続けていくことができると思います。

畑中 景子|コーチを探す|CTIジャパン

 

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